超激辛非国民ブログ

1億回閲覧されても絶対にテレビには取り上げられないブログです。読むと所謂まともな日本人様は不愉快になります。

憲法と民主主義を授業に

 日本ほど先進国で憲法と民主主義がないがしろにされている国はかなり珍しい。戦後の数多くの憲法違反と思える法律や条例の制定(卑近な例でいうと元オウム真理教の信者の住民票拒否や元暴力団員の生活保護拒否など)、あるいは国会で野党が納得するまで議論もしないで多数決で強行採決という数の暴力によるごり押しなどがいい例だ。で、多数の国民は民主主義イコール数がすべてという政治家の洗脳に簡単に引っかかっている。

 はっきり書くが、民主主義イコール多数決がすべてなんて言っていたら、明日あなたの権利が国家権力や大企業や見知らぬ赤の他人に蹂躙されても何も文句は言えません。あなたの人権蹂躙は多数決で閣議決定されましたとなったら、一文字も反論する余地はないのですから。

 そもそも、今の日本国憲法は、民主主義を成立させるために作られたものです。そのために、国民主権や財産権の確保や裁判を受ける権利や弁護士をつけてもらえる権利、教育を受ける権利、極めつけは不戦の誓いなどが条文に書かれているのです。

 で、何でそのような条文があるかというと、国家権力は暴力装置だからです。以前、民主党の故・仙谷由人氏が自衛隊暴力装置と発言して罵倒されましたが、あれは間違ってはいません。自衛隊は兵器をもっているのだから、国を占拠することなんて簡単にできるのです。実際、226事件も515事件も軍隊が起こしました。その挙句が、日中戦争や太平洋戦争です。

 それで、国家権力が好き放題できないようにし、国民が自らの権利を守れるようにしたのが日本国憲法なのです。

 

 あと、民主主義が数の理論であってはならない理由は、あらゆる少数派や持たぬ者の人権が多数派に蹂躙されず、その者たちの意見や訴えなどを社会に反映させるためです。

 最近、取り上げられているLGBTの問題も人権蹂躙につながるから、取り上げられるのです。

 少数派の意見なんて俺様には関係ないといっている傲慢な人間も、いつ少数派になるかなんてわかりません。そんなときもし、あなたの人権が多数派に蹂躙されたらあなたは何も異議を唱えず黙って従うのですか?私は嫌ですよ。

 

 では、国民に憲法と民主主義を国民に根付かせるにはどうしたらいいかというと、義務教育に取り入れればいいのです。

 よく、日本の民主主義は戦いで勝ち取らずにアメリカから餌付けのためにあたえられただけだと右翼が言ってるけど、それは大きな間違いです。日本国憲法や民主主義とて、先の戦争の数百万人の犠牲と焼け野原と特高による拷問死があったからこそ当時の日本人は大歓迎したのです。もしこの犠牲がなかったら、江戸時代や北朝鮮みたいな国家のままだったでしょう。

 そういったことを踏まえながら、憲法や民主主義の意義を子どもの時から考えさせるのが本当の教育でしょう。

 まあ、こんな授業など実現することは1000%ないでしょう。自民党経団連とハゲタカ外資系は日本人が考えるようになったら、搾取して金儲けができなくなるからです。民は生かさず殺さず愚かに保てとはよく言ったものです。何せ日本は有史以来何ひとつ進歩していないのだから