超激辛非国民ブログ

1億回閲覧されても絶対にテレビには取り上げられないブログです。読むと所謂まともな日本人様は不愉快になります。

何故日本人は戦争を賛美したか?そして75年経っても

 太平洋戦争が終わって75年経過したが、ここ数年で先の戦争を賛美し、憲法を改正して二言目には中国や北朝鮮や韓国と戦争をしろという声が高まってきている。ただこれはかつて日本が通った道なのである。 

 というのも、日本は日清・日露戦争で対外国との戦争で連勝し、不平等条約をも改正し植民地を獲得してから欧米列強をも超えた世界一の神国気取りで傲慢になり、その後に開戦した第一次世界大戦日中戦争ですっかり天狗になってしまった。そんな空気を批判したのは夏目漱石などの文学者くらいで、世論は誰も疑問を持たなかった。現代はそんな状況に極めて似ている。

 このまま行けば、真珠湾攻撃を賛美し、少しでも戦争反対したら町の権力者やそれの機嫌取りをする取り巻き馬鹿犬らによる嫌がらせや蟹工船小林多喜二のように特高に拷問を受けて殺されたりするようなことが当たり前のように起こるだろう。現代は国家権力が逮捕はできないが、その代わりにネットで個人情報を晒されて正義の味方鞍馬天狗月光仮面気取りな私人がリンチをするだろう。その時に後悔しても遅いのである。

 先の戦時中でも、本心から戦争や天皇陛下を万歳する人間など皆無に等しかったであろう。国民は、権力者の仕打ちが怖くて戦争や天皇陛下を万歳していたに過ぎない。特攻への志願や沖縄での集団自決も権力者の仕打ちが怖くて志願せざるを得なかっただけである。この辺のいきさつは「はだしのゲン」を読むとよくわかる。ゲンの一番上の兄は非国民扱いに耐えられなくなり、予科練に志願した。

 

 そして、戦後75年経った現代はどうであろうか?書店に行けばニッポンは世界中から愛される偉大な国で、中国や韓国は世界の敵だという内容の書籍や雑誌が平積みされてたり、街頭では在日韓国人や中国人への差別デモがおこなわれたり、メディアは連日中国や韓国や北朝鮮に侵略されるという内容やそれに対抗する安倍総理は日本を守る英雄だと言わんばかりなことを垂れ流ししている。そして、そんな状況にSNSなどで異議を唱えれば無数の誹謗中傷でコメント欄はパンクするし、芸能人が政権批判をすれば世論やマスコミからリンチに遭い下手すれば仕事がなくなる。あの山本太郎氏も、休みの日に脱原発デモに一国民として参加しただけで事務所をクビになり芸能界を追放されました。これは見せしめといってもいいでしょう。

 

 そして、政治家はそれを利用し、戦争放棄はもとよりあらゆる表現の自由や挙句は内閣の気分次第で表現どころかあらゆる国民の権利を奪い去る緊急事態条項が成文化されている憲法改正を発議するでしょう。そして、テレビをはじめあらゆるメディアで憲法改正に反対する者は非国民だという宣伝を広告屋とグルになって行い、さらに正義の味方鞍馬天狗月光仮面気取りの金もないくせに自民党大好き経団連命の憂国の士を気取る似非右翼が憲法改正に反対する有名人かどうかを問わずネットリンチをするでしょう。そして、憲法改正がされて、北朝鮮が日本列島のはるか上空をロケットを飛ばしただけで緊急事態だといって国民のあらゆる権利を停止し、軍備のためだといってケツの毛すらむしり取るでしょう。そして抵抗すれば裁判すら受ける権利すら奪われて即射殺すら合法化されるでしょう。あるいは、作家や研究者のような知識人が徴用工紛いな労働に従事させられることも十分ありうるでしょう。そうなってからでは遅いのです。そうならないためには、国民が歴史や権力者の思考を学び、戦争によって誰が儲かるのかを分からなければいけません。

 まあ、いきなり色々なことを学ぶことはできないでしょうから、まずはこの言葉を覚えましょう。「戦争なんてやめておけ、腹が減るだけだ」故・水木しげるさんのことばです。

 #戦争,#安倍政権,#憲法憲法改正 #太平洋戦争