超激辛非国民ブログ

1億回閲覧されても絶対にテレビには取り上げられないブログです。読むと所謂まともな日本人様は不愉快になります。

アンジャッシュ渡部の拷問会見も戦争を煽ることも根本は同じ

先日、アンジャッシュの渡部健が不倫の謝罪会見で、100分にも渡る拷問のような質問攻めにあい、マスコミ嫌いが多いネット上では渡部を擁護してマスコミを批判する声の方が多い結果となった。

 個人的には渡部がどこで不倫しようが何だろうが知ったことではないし、会見も全く関心はない。

 それよりも関心があるのはマスコミの在り方である。よく、マスコミ嫌いが偉そうに知識人気取りでマスコミがーと喚き散らすが、マスコミとて所詮金儲けしか関心がないたかが一会社であり一番の顧客は読者ではなくスポンサーである。会社である以上は儲けて株主に配当をばら蒔きスポンサーのコメツキバッタになければいけない。そのためには見られて視聴率を稼ぎ記事を読まれてスポンサーの機嫌取りをしなければならない。そんなこと、会社の常識である。マスコミが渡部に対してあれだけの苛めともいえる質問をしたのは、それで視聴率を稼げてさらに週刊誌も売れて儲けられると踏んだからそうしただけである。もし、世論が何ら関心を持っていなければそもそも表沙汰にならず誰も知らなかったであろう。一芸能人の不倫などほとんどの人間の人生には関わりないからである。

 もし、これに不満があるならそんな類の番組など一切見ず、雑誌も買わずさらにネット記事も見ずYouTubeなどの動画を誰も見なければよい。そうすればスポンサーはこんな記事書くなと命令するし、スポンサーの犬っころに過ぎないマスコミはそれ通りにするだろう。

 これはネット記事でも同じである。ネット記事などは殆どがスポンサーの広告費に依存しているから、ますますスポンサーの機嫌取りをしなければならない。

 以前、NHKで放送した北川景子さん主演のフェイクニュースというドラマで、北川景子さん演じる主人公が書いた真面目なニュースが採用されず下らない記事が採用されて主人公だ上司に文句を言ったら、上司がネット記事はアクセス数が全てなんだよというセリフがあった。つまり、テレビでもネットでも世論は関心がない真実より耳障りが良ければフェイクニュースの方を見たい聞きたいのである。今回の渡部拷問会見も見たい人間が多いからそうしただけである。

 で、渡部に関しては擁護する者もいたが、たまに見かけるバイトテロ(植田まさしの漫画レベルのいたずらが何でテロなのかまるでわからないが)になると途端にネットでの私刑はおろか個人情報をさらして人生を破滅させるのが世論である。これとて、テレビなどで取り上げるのは世論が常に叩ける人間を探しており視聴率やアクセス件数が増えるから取り上げているだけである。 

 結局は、テレビ信奉者もネット大好きマスコミ嫌いの僕ちゃんだけは頭がいい人間もスポンサーや政治家の思惑に簡単に踊らされているだけなのである。

 

 もっともこれは今始まったことではなく、戦時中でも同じことが起こっていたのである。

 金もないくせに自民党大好き経団連命の憂国の士を気取る似非右翼朝日ガーZ支部が馬鹿の一つ覚えの如く朝日新聞が戦争を煽った云々(でんでんとは絶対に読まない)と偉そうに喚き散らすが、実は朝日新聞は最後まで戦争は反対していたのである。ところがそれでは売れなかったので戦争を賛美する記事を書いて新聞を売ったのである。これだけ見てもいかに人間は真実よりも耳障りがいいことの方が好きなのかがわかる。

 ドキュメンタリー映画監督の森達也氏が、マスコミは国民のレベルを反映しているに過ぎないと言っていたがまさにその通りだと思う。もし、マスコミにそこまでの物を求めるならまずは自分の思想を考え直すべきではないだろうか?もし、あなたが取るに足らないいたずらや生活困窮者を罵倒したくてしょうがないなら、マスコミは決して政治家や大企業の不正を暴くことなどしません。