超激辛非国民ブログ

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武藤敬司のプロレスリングノア所属と秋山準DDT所属の意義

  先日のプロレスリングノア日本武道館での武藤対潮崎の死闘からいきなり武藤がノアに入団という驚きのニュースがプロレス界に走り、更に秋山準DDTに入団というまたしても驚きのニュースが入った。

 これは一体何を意味するのだろうか?

現在ノアはDDTとともにサイバーエージェントの傘下に入りながら団体を運営しており、経営を担っているのはDDT高木三四郎である。これはいずれも高木三四郎が描いたものではあるだろうが、おそらく両団体のこれからを支えていくレスラーたちにより多くの経験を積ませ、新日本プロレスとは完全な差別化を図っていく狙いがあるのではないだろうか?

 最近の新日は、煽りや演出や乱入ありきといったことが目立ち、さらに試合もスピードと見栄え重視な技の応酬が中心でじっくり見せる試合運びといったものがすくなくなってきているように思う。それが今のファンに受けるからと言われればそれまでだが、かつてのストロングスタイルプロレスや王道プロレスを見続けてきたファンからすればやはり違和感がある。今現在、ノアや全日を見ているファンは現在の新日にはないものを見ているのではないだろうか。私はそうである。

 そこでノアとDDTはかつての新日の強さの象徴であり、プロレス界最後の超大物である武藤に白羽の矢を立て、武藤にノアのレスラーに本当のプロレスの強さなどを教えさせて、DDTは馬場さんに直接教わった秋山を通じて王道プロレスを所属レスラーに覚えさせ、そして新日とは違うビジネススタイルで会社を発展させていこうとしているのではなかろうか。

 高木三四郎は、非常に頭がいい人間であることは間違いない。何しろ、DDTのようなわけのわからないコントみたいなプロレスを広げて、キャンプ場や本屋でプロレスという誰も考えなかったプロレスを世に出し、さらに現在新日のトップである飯伏幸太やかつての新日外国人のエースだったケニー・オメガを見出したのである。そして今も、サイバーエージェントを折り合いをつけてネット配信といった今の時代に合わせたメディア展開をしているのだから。

 ノアだってもしサイバーエージェント高木三四郎がなかったら、もうこの世にはなかったかもしれない。そうなれば三沢光晴小橋建太が命を懸けたものすら残らなくなってしまっていたのだ。それが今や11年ぶりに日本武道館で興業ができるほどにまでなったのだ。勿論、その中には潮崎や清宮や丸藤らの奮闘もあるし、特に潮崎は長年の低迷や侮辱に耐えながらも必死に己の信念を貫きやっとI am noahにまでなったのだ。

 

 ノアもDDTもこれからが新たな始まりである。中には罵倒する声もあるだろうが、そんなものには負けないで新日にはないものを提供し、猪木や馬場さんだけでなく強豪外国人やジャンボ鶴田や天龍や長州や藤波や闘魂三銃士や四天王が築きあげたプロレスの火を絶やさないでほしい。そして、武藤や秋山には90年代プロレスをまだまだみせてほしい。