超激辛非国民ブログ

1億回閲覧されても絶対にテレビには取り上げられないブログです。読むと所謂まともな日本人様は不愉快になります。

更にココがヘンだよ憲法改正

 またおかしなことだらけの憲法改正について書いていこうと思う。

これは他の人も書いていることであるが、改正案に追加された緊急事態条項というものがある。これは、緊急事態宣言が発せられた場合は何人も国やその他公の機関の指示に従わなければならないという一文である。

 これは、今回のコロ助騒動のようなことがあったら、国家権力は国民の権利を制限しても構わないということである。今の緊急事態宣言は、国家権力は国民の行動の制限を強制したり法で罰することはできないのである。これは、現憲法基本的人権の尊重の観点からのものである。なので、緊急事態宣言中においても夜中まで営業している居酒屋や、あるいはパチンコ店に対しても国家権力は何ら刑事罰はくだせなかった。

 しかし、改正憲法では、指示に従えと書いている以上、指示を無視することはできないのである。そして指示を無視したときは国家権力は好き勝手に罰則を設けることができてしまうのである。

 これだけなら、緊急事態なら仕方ないじゃないか、と思われるかもしれないが、何をもって緊急事態なのかが明確に定まっていないのが問題なのである。極端な話、どこかの北の国が成層圏にロケットを一発飛ばしただけでも国家権力が緊急事態だと言ってしまえば、国民の自由な活動が国家権力によって抑え込まれてしまうのである。そして、宣言中に反対デモなどを行えば、たちどころに逮捕され拷問を受けて殺されるのである。改正憲法では国家権力の拷問は絶対に禁止はされていない。

 更には、選挙すら行われないこともありうる。選挙は、民主主義の一番の行使であり国民の最大の権利であるから、その時の権力者が権力にしがみつきたければ、何でもいいから緊急事態宣言を出して選挙を行わず、国民が抗議をしたら片っ端から逮捕して拷問をして殺せばいいだけだからだ。

 

そして、肝心な条文が削除されているところがある。それは、現憲法97条の基本的人権は侵すことのできない永久の権利という一文である。

 基本的人権というのは、まともな社会生活を営むのに最も必要な権利である。衣食住はおろか、言論や学問や職業選択や国籍離脱や結婚など国家権力が強制してはならないことが現憲法では保障されている。

 ところが改正憲法では、緊急事態宣言さえだしたら、基本的人権すら国家権力が好き勝手に蹂躙し放題になってしまうのである。

  

 本来なら、こんな国家など国民は歓迎するわけはないのだが、コロ助が爆発的に広がったのは緊急事態宣言が不十分だったせいだ、などという風潮が広まったり、それだけではなく、人も住めない無人島に他国の船が近づくのは憲法9条のせいだ、などという風潮も相まってか、世論調査だと48%が憲法改正に賛成となっているし、維新の会はそれを見越して来年に憲法改正を発議するなどと発言している。

 そうなってしまえば、自民党はここぞとばかりに憲法改正すれば日本はこの世の楽園となる、反対者は反日非国民だー、というネガティブキャンペーンを貼ってくるだろう。テレビやネットの情報を簡単に信じる思考力がない国民はそれに簡単に騙されて、憲法改正ばんざーいとなって、瞬く間に憲法は改正されてしまうだろう。そうなったら、先の戦時中のごとくあらゆる自由権がなくなるどこかの北の国にも劣る全体主義社会になるだろう。

 それでも、憲法改正に賛成しますか?私は反対します。