超激辛非国民ブログ

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サイバーファイトフェスの結果に見るノアの現状

 昨日6月12日にさいたまスーパーアリーナで行われたノアとDDTなどの合同興行であるサイバーフェスのメインの潮崎豪小島聡GHCヘビー級選手権は、小島の勝利となり小島が高山や佐々木健介や武藤につぐ4人目のIWGPヘビー・三冠・GHCヘビー級王者というグランドスラムを達成した。まずは、小島選手おめでとうございます。

 そして、予想されていたとはいえ武藤敬司が引退を発表しました。長い間素晴らしい試合を見せてくれて本当にありがとうございました。

 

 さて、本題に入るが、この結果に大半のファンは満足しているようであった。これは何を意味するだろうか。ファンは小島がチャンピオンになることを期待していたということだ。逆に言えば、潮崎はファンからはチャンピオンとして認められていなかったということである。小島はここ数年新日では完全に前座で、特に最近は試合すら組まれていこともある。もちろん小島が弱いということではなく、新日は20代30代のレスラーが主体になっていたために前座になっていただけだが、そんなレスラーにノアの中心が負けてしかもファンはそんな結果を喜んでいる。もし、潮崎がもっとファンから支持されていれば小島おめでとうより潮崎何で負けたんだという声がでたはずだ。

 つまりは、昔のレスラーや他団体に頼らないといけないというのがノアが置かれた現状である。これは、小島に限らず武藤や藤田和之GHCヘビー級チャンピオンになったり、船木誠勝GHCナショナル王者になっているのがその証である。

 もし、新日で永田裕志天山広吉がまたメインを張ってIWGPを取ったら新日ファンは納得するだろうか。最近では棚橋弘至ですらタイトルからは遠ざかっているのにその上の世代が第一線にきたらファンは間違いなく離れるだろう。

 それだけ、世代交代がうまくいってオカダや内藤やSANADAやEVILや高橋ヒロムらがファンの支持を集めているのである。

 

 ノアが本当に必要とするのは、昔のレスラーの名前におんぶにだっこではなくて、今のレスラーだけで客を呼ぶことである。今、ノアがやってるのは場当たり的な客寄せである。レジェンドレスラーを出すなとは言わない。今回もロブ・ヴァン・ダムが参戦して昔のファンは喜んだ。しかし、最近のファンはロブ・ヴァン・ダムなんて言われてもピンとこないだろう。レジェンドレスラーの日替わり参戦ではいつかネタは枯渇する。そうなる前に自前のレスラーできちんと客を呼べるようにしてほしい。

  

 武藤も今すぐ辞めるわけではないし、小島や藤田や船木がいる間に清宮海斗達はこれれのレスラーから多くを学んで、真の看板レスラーになってノアを発展させてほしい。それが一ファンの願いである。