日本国憲法が親の仇の如く憎い日本人
今日5月3日は憲法記念日である。しかしながら、それを意識している国民はどれくらいいるだろう。
ここ数年、憲法改正ばんざーいという空気が国民の間で蔓延しているが、いつから日本人の大半は日本国憲法が大嫌いになったのだろうか。現憲法の何処が自分にとって不利益なのだろうか。
憲法改正ばんざーい人間は、そもそも憲法とは何のために誰のためにあるのかを即答できるのだろうか。殆どはできないであろう。
憲法改正ばんざーい人間は、自民党の改正草案を一字一句読んだうえで憲法改正ばんざーいと言っているのか?もしそうなら、それこそ北朝鮮やベラルーシやアフリカや中東の独裁国家にでも移住したほうがよい。自民党の改正案はそれ程までに国民の人権を蹂躙する内容なのである。そんなこともわからないなら、憲法の定義を勉強し直せ。憲法に関する本など幾らでも売っている。
そして、現憲法はアメリカに押し付けられた云々と得意げに言う者もいるが、それはとんでもない認識である。
ノンフィクション作家の保阪正康氏が現憲法制定には、GHQと熾烈なせめぎ合いがあり、押し付けられたというのは憲法制定に関わった人達へ大変失礼なことと言っていた。
また、明治から戦後まで政治家を勤めた尾崎行雄は、民主主義はただで手にいれたものではない。310万人の犠牲とポツダム宣言の受け入れという屈辱のうえにあると言っていた。
現憲法を侮辱し、自民党の憲法案をばんざーいする者は、そういった先人をも侮辱しているということを認識しろ。そして、現憲法をみっともない物といった安倍晋三こそまさに反日非国民の典型である。こんな人が憲政史上最長総理大臣だったのだから、いかにこの国の民度が低いのかがよくわかる。
憲法改正されて、憲法改正ばんざーい人間だけがあらゆる人権が停止され兵役や労役に駆り出されるのはまさしく自己責任だが、そうでない俺まで巻き込まれるのは御免被る。
#憲法