超激辛非国民ブログ

1億回閲覧されても絶対にテレビには取り上げられないブログです。読むと所謂まともな日本人様は不愉快になります。

舐める阿Qに叩く村民

 一時、世間を強引に騒ぎ立てさせたスシローの醤油差し舐めに対してスシローが6700万円の損害賠償を申し立てた。

 スシローがどんな申し立てをしようがこちらには全く関係ない(そもそもスシローなんて行ったことない)が、問題は別のところにある。

 それは、株主などの利害関係者でも何でもない連中が自分事のように集団ヒステリーを起こしていることだ。つまり、醤油差しを舐めた悪戯を凶悪犯罪者のように罵倒して鞍馬天狗月光仮面気取りをして自分に酔いしれている状態である。

 

 しかしながら、私にはこの光景は魯迅阿Q正伝と≒にしか見えない。

 阿Q正伝というのは清王朝末期を舞台にした中国の小説で、阿Qと呼ばれる学がなく周囲から嫌われる社会の底辺人間が周囲と喧嘩しては負けてばかりいるが絶対に負けを認めないというどうしようもない人間の話である。

 そんな阿Qが辛亥革命が起こったときに、周囲の人間を見返すために革命革命とはしゃいで革命者気取りでいたら反逆罪で逮捕されて銃殺されてしまうという救いのない結末という内容である。

 

 スシローの悪戯を阿Q正伝に当て嵌めると、悪戯をした人間が阿Qで偉そうにそれを罵倒する人間は阿Qをいじめぬいた周囲の人間そのものである。

 というのも、阿Q正伝で阿Qが銃殺されたときに周囲の人間は銃殺なんてつまらないと言っていたのだ。これは、SNSなどで死刑にしろだの死ぬまで強制労働させろだのと喚き散らしているのと何が違うのだ。作者の魯迅は、当時の中国人の民度の低さを阿Qに凝縮させたのだが、銃殺なんてつまらないといった村民もまた民度が低いという意味を込めて阿Q正伝を書いたのである。

 魯迅がこんな光景を見たら、中国人の民度は全く変っていないと嘆いただろう

 

#スシロー #醤油差し #損害賠償