家族間殺人の背後
水戸で、母親が二人の子どもを刺し殺すという痛ましい事件が起こった。三人暮らしと書いてあったのでおそらくシングルマザーだったと思われる。
SNSやヤフーのコメントなどは母親への同情や子どもを悼むものももちろんあるが、大半は予想通り母親への罵倒で溢れかえっている。
いつも私が書くことだが、こういう犯罪をやらかした人間をよくもまあ偉そうに聖人君子気取りで罵倒できるものだ。こういう連中は、如何なる場合でも絶対に犯罪者にならない根拠は何処にあるんだ。こういう連中こそ犯罪者になったら、世界中から罵倒されても絶対に文句言うなよ。全て自己責任だからな。
話は逸れたが、この母親は子どもを殺したあとすぐに警察へ通報しただけでもマシだと思うぞ。少なくとも、自分のしでかしたことを自覚していたんだからな。
で、一番肝心なことは、この母親をそこまで追い詰めたものは何だったのだろうかということだ。
これを書いてる時点では何もわからないが、予想できることは、育児ノイローゼになったことだろうな。更に追究していけば、子どもが発達障害で場もわきまえず騒いだりしてその度に周囲から罵倒されたり自分や子どもの存在そのものを否定され続けて子どもさえいなければという気持ちになってしまったということもあり得る。この母親がシングルマザーっていうのも助長されているかもしれない。死別はともかく離婚してのシングルマザーっていうのは未だに偏見持たれているからな。
で、よくあるのが、どうして行政に相談しなかったという反応だが、人間心身ともに耗弱状態になると、周囲が全て自分の敵のように思い込んでとても誰かに相談や助けを求めるなんて発想すら出来なくなるんだよ。
ただでさえ、この国は生活に困窮したら助けてという当たり前なことすらできない異常な国に成り下がってるんだからな。
この事件に限らず、家族間殺人なんて殆どが心身の破壊から起こっていることだ。こういったことは、社会全体で考えなければいけないことだということだ。家庭内の厄介事の大半は家庭の外から持ち込まれるんだからな。
最後に、この母親には自分のしでかしたことを刑務所の中でじっくり考えてほしいな。刑務所っていうのはそういう場なんだからな
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