超激辛非国民ブログ

1億回閲覧されても絶対にテレビには取り上げられないブログです。読むと所謂まともな日本人様は不愉快になります。

コロ助(新型コロナウィルス)が暴いた人間の本性

 コロ助が地球上で猛威を振るって半年あまり経つが、その間に随分と自分以外の人間を排除することが表面化してきたようだ。

 例えば、マスクをしないでスーパーに入ったり、電車に乗っただけでばい菌を見るような目で見られたり、更にはその電車で咳やくしゃみをしただけで電車を停めて咳した乗客に暴行をしたり、緊急事態宣言期間にちょっと子どもを公園で遊ばせていただけで誹謗中傷されたり、或いは引きこもりで収入だ目減りした腹いせに家庭内暴力が増えたり、しなくてもいい喧嘩の挙句離婚したりといった去年までなかったようなことが日常茶飯事化している。

 

 更に、自分とは全く関係ない芸能人への罵倒も相次いでいる。例えば、沖縄へ遊びに行ってコロ助に罹った石田純一さんを凶悪犯罪者の如く叩いたり、志村けんさんや岡江久美子さんでなくお前が死んじまえばいいんだというまともな人間の発言とは思えないようなものまで飛び交っていた。或いは、山田孝之さんと新田真剣佑さんがやはり沖縄に遊びに行っただけで罵倒されました。因みに、山田孝之さんも新田真剣佑さんもコロ助には罹っていません。そして、先日岩手県で遂にコロ助の罹患者が出たら、早速罹患者の個人情報を特定して凶悪犯罪者扱いが始まりました。

 そして、これからお盆の帰省シーズンでも帰ってくるなと実家から言われている者も相当数いるようです。

 

 これらの事案から分かることは、人間は細菌など目に見えない恐怖を目の当たりにしたときは、常に自分以外の者が自分を殺すのではないか、という根拠のない疑心暗鬼に襲われるということです。これが、自然災害とは違うところです。

 

 2011年3月11日の東日本大震災では、多少は他人への罵倒はあったでしょうが今回ほどではなかったでしょう。なぜなら、地震津波は直接は人を殺さないし病気にもしないからだ。しかも、地震は周囲に物がなければ自分の身体は無害だし、津波は高いところに入れば流されはしない。それに、食料も備蓄されたものがあったし、炊き出しのボランティアもいたので、生活は悲惨なものになったが生き死にまでは考えなくてもよかった。だから、そこまで人間の本性は表面化されなかった。

 

 ところが、今回のコロ助は、見えない敵でしかも隣の人間が持っているかもしれないから、すべてが自分の敵になってしまって僅かでもコロ助に罹っていそうな人間をテレビやネットで見ただけでたちまち牙を向いてしまうのだろう。

 ただそ卑劣なことに、罵倒するのは芸能人など一般人に仕返しできない立場の人間や、誹謗中傷した人間を逆に特定できない人間ばかりを標的にするんだよ。少なくとも、コロ助に罹った暴力団員がネットで誹謗中傷されたという話は私は聞いたことがない。

 

 こういったことからも、人間ってやつは、自分さえ助かればいい。自分にさえ火の粉が降りかからなければ赤の他人がどうなろうと知ったことではない。たとえ日頃インテリぶってマスコミがーと偉そうにぬかしていても、僕ちゃんの耳障りがいいものは出所が胡散臭くても信じるという実に救いのない愚物であるということがわかった。

 このコロ助騒動は、神が人間の本性を剥き出しにして楽しんでいるだけなのでは、と思う。かつて「吾輩は猫である」で人間のバカさ加減を書いた夏目漱石や中国人のバカさ加減を「阿Q正伝」で書いた魯迅もここまで人間が馬鹿になるとは微塵も思わなかったでしょう。

 聖書によると、神は人間の堕落と傲慢に激怒して大洪水を起こし誠実で慎ましい生活をしていたノアの一家に箱舟を造らせて生き延びさせたけど、現代ではノア一族のような人間はどれ程いるだろうか?少なくとも私は神には救われないだろう。神に救われるような生き方などしていないし。

 

#新型コロナ・ウィルス #誹謗中傷 #聖書 #キリスト教 #夏目漱石 #コロ助 #石田純一 #山田孝之 #新田真剣佑