コロ助(コロナ・ウィルス)の後に来るディストピア
緊急事態宣言に合わせて、全国の飲食店や個人スーパーが休業となったが、これでどれだけの自営業者が打撃や店を畳む危機になっただろうか。
これは、YOU TUBEのとあるチャンネルで言っていたことだが、コロ助騒動が終息になったとき、所謂大企業が潰れかかった個人商店を買収し、市場を拡大していく動きがでるのではないかということだ。
それだけ聞くと、何だか便利になりそうだという声が圧倒的に多く出そうだが、少し考えてみてほしい。
個人商店は、その店主のこだわりというものがあるものだ。例えば、書店一つにしてみても、漫画専門店や学術書専門店やはたまたエロ本専門店などがある。 また、居酒屋をとってみても、その店でしか出せない酒や料理だってある。定食屋とかだってそうだ。ましてや、観光地へ行けば、その地域でしか楽しめない味などもある。
もし、それらの店が全て全国チェーン店になったら、どんな風景になるだろうか?北は北海道から南は沖縄までどの都市へ行っても全く同じ風景になってしまい、自分がどこにいるかさえもわからなくなってしまうのではないか?そしてそこには、人間ですらオートメーション化されて、人間らしささえもなくなっているのではないか?
日本中、どこへいっても、全く同じ本や同じラーメンが出てくるってそんなにいいことか?人間が、みんなUNIQLOや無印良品の服を着ることがそんなにいいことか?中国でさへ、人民服なんて今は着ていない。私はそうは思わない。そんな無味乾燥としたものなど、ある意味ディストピアである。少なくとも私は、ベストセラーにはならない本を読みたいし、世界にひとつしかない料理を食べたりコーヒーを飲みたい。第一、飲食店がチェーン店だけになったら、孤独のグルメも町中華で飲ろうぜもなくなってしまうではないか?