超激辛非国民ブログ

1億回閲覧されても絶対にテレビには取り上げられないブログです。読むと所謂まともな日本人様は不愉快になります。

人類が作り出した怪物インターネットとの距離感

  インターネットが人類の生活に浸透して20年以上経つが、それによって人類はどれだけ道具に使われるようになったのだろうか?

 去年(2020年)だって、コロナウィルスやアメリカ大統領選でも出所がまるで分らないSNSのデマに多くの人間が踊らされたり、それだけならまだしもネットの誹謗中傷で人気女子プロレスラーが自殺したりとあってはならないことが次々と起こった。

 何故、テレビや既存の新聞や週刊誌といったメディアが衰退してネットに人間が支配されるようになったかというと、やはり手軽さであろう。

 新聞や週刊誌などの紙媒体の活字は読むにはそれなりに労力が必要で、読み続けているとそれなりに疲れるものである。一方、ネットはスマホの普及により、寝そべって部屋が暗くても見られるし不思議と疲れを感じないので時間さえも忘れてしまうことができる。しかも、新聞や雑誌は勿論ページや文字に終わりがあるしテレビはチャンネル数に限りがあるから終わりが見えるが、ネットやYouTubeは無数に情報やチャンネルがあるために際限なく見てしまう。もはや阿片のようなものである。きっと、阿片が出回った中国の清王朝の末期の国民もこんな感じだったのであろう。

 

 確かに、昨今のテレビは自民党や財界やアメリカの機嫌取りしかしないほどに腐敗堕落の極みに達しているが、だからといってネットの情報が優秀とは思えない。テレビはともかく新聞や週刊誌は少なくとも誰が記事を書いたのかがわかるし、何より責任の所在がはっきりしている。ところが、ネットは第三者によるチェックが全く入らないので完全に配信したもののやりたい放題である。それによって、一般知識で考えればあり得ないようなデマに簡単に踊らされて、更にそのデマが面白おかしく拡散されて全く関係ない人間の人生が狂ってしまうのである。

 SNSなどのメディアが人間を愚物化させたのか、もともとの人間のバカさ加減がSNSYouTubeによって表面化されたのかはわからないが、これほどメディアが人間を操るようになった現代社会ではメディアを完全に途絶する生活などできないであろう。

 そこでどうすればいいかというと、以下のように考えることが大事になる。

 まずは、SNSで罵倒されているもの、例えば植田まさしの4コマ漫画のいたずらレベルなことや芸能人の醜聞などは明らかに自分の人生とは関係ないと判断し、一切関わらないことである。チェーン店のバイトのいたずらなんてその会社の株主でもない限りは関係ない話である。そんなものを正義の味方月光仮面気取りで罵倒したところで人生に何ら足しになるわけではない。むしろ時間と労力の無駄遣いである。

 そして、アメリカ大統領選などの外国の選挙なんて日本国民には関係ない話である。アメリカの大統領など誰がなっても日本なんて気分次第で金を略奪できる打ち出の小づちでしかない。

 そんなものより、世界中の自然破壊や災害や貧困にもっと目を向けるべきである。こういう問題こそが確実に自分の人生や生活とは関わっているからである。

 では、これだけの情報過多の時代に踊らされず向き合うにはどうすればいいだろうか?

 やはり、古典などの書を読むのがいいように思う。古典というのは、過去の人類の英知の塊であり、何百年何千年と残っているのはそれだけの生きるヒントが書かれているからであろう。こうした干物の知識があれば玉石混淆とした世界でもぶれずに対応することができるであろう。

 追記 今日の本です。

 

人類が絶滅する6のシナリオ (河出文庫)

人類が絶滅する6のシナリオ (河出文庫)