超激辛非国民ブログ

1億回閲覧されても絶対にテレビには取り上げられないブログです。読むと所謂まともな日本人様は不愉快になります。

木村花と一億総白痴

 先日、人気女子プロレスラーの木村花さんがネットでの誹謗中傷を苦に自殺したが、その誹謗中傷の内容というのが、出演していたバラエティー番組での態度が悪かったということであった。

 私はその番組など知らないし、木村さんへの誹謗中傷の文章も一文字も読んでないが、大体内容など察しはつく。どうせ、正義の味方月光仮面気取りな正義の鉄槌と称した私的制裁のようなものだろう。

 しかしながら、バラエティー番組など台本があり、出演者はそれに合わせた演技をしているだけである。そんな簡単なこともわからない虚像と現実の区別がつかない人間があまりにも多すぎることに空恐ろしさを感じる。

 で、こういう奴らは、プロレスをインチキだの八百長だのと偉そうに見下すのである。確かにプロレスは演出はあるし、何よりお互いの技を受けて成り立つ特殊な格闘技ではあるが、極限まで鍛えぬいた肉体は本物である。

 

 もっとも、こうゆうバカは昔からいた。スチュワーデス物語堀ちえみさんを虐めぬく役を演じた片平なぎささんは熱狂的な堀ちえみさんのファンから石を投げられたし、桜田淳子さん主演のドラマで、桜田さんを虐めぬいた役を演じた三國連太郎さんはカミソリレターを送られました。

 今だと、安田大サーカスのクロちゃんが二股だのいい加減な人間だのと罵倒されていますが、それとて台本かもしれないし、そうでなかったとしても、クロちゃんが社会に何か不利益をもたらしたわけでも、ましてや自分がクロちゃんに被害を受けたわけでもないのに何で偉そうに罵倒されなければならないのか?

 

 かつて、反骨のジャーナリストと称された大宅壮一氏はテレビの普及に対して一億総白痴の時代と言ったが、虚像と現実の区別すらつかない人間ばかりがいると、大宅壮一氏の見解は正しかったと言えるだろう。

 

 更に、現在はより日本人は白痴が進んでいるのは間違いない。というのは、大宅壮一氏の時代はネットやSNSなどなかったから、情報源などテレビと新聞と週刊誌くらいしかなかったが、今はネットが既存のメディアをしのぎつつある。これだけ宝石と隕石と石ころの区別さえつかないものが氾濫している社会では、自分にとって耳障りがいい情報だけを真に受けて自分が聞きたくない情報はたとえ信ぴょう性があっても信じないという思考停止状態になっている。例えば、安倍政権の政治のように誰が見てもろくでもない政治を行ってるにもかかわらず称賛したり、ありもしない在日韓国人特権といった誰が考えてもわかるようなデマですらないようなものでさえどこの誰かもわからない者が書いたネットの文章を耳障りがいいからというだけで真に受けるのだから、呆れて何と表現していいかわからない。もし大宅壮一氏が現代日本を見たら、自分の予想を超えた日本人のバカさ加減に絶望するであろう。