銀座時計強盗はやらせ

　　先日、銀座の高級時計店に白昼堂々と強盗が押し入った。まるで一昔前の刑事ドラマのようである。
　犯人グループは即刻捕まった。どうやら全員未成年であったようだ。
　そんな物珍しい犯行で犯人グループが未成年ということもあり、ワイドショーは金太郎飴の如く強盗事件報道一色であり、NHKの朝のニュースも最初の話題はこれである。
　そして、SNSにはやはりやらせではないかという投稿が数多く寄せられている。で、それを陰謀論と一笑に付す投稿も無数にある。
　ただ、やらせという意見も完全に馬鹿げた妄想とは言い切れないものもある。
　というのも、TikTokの映像で、犯行の様子を外からスマホで撮影していた女性を撮影している動画があったのだ。そして、通行人が店舗や撮影女性を見向きもしないで普通に通り過ぎているのだ。撮影しているのも不自然だが、そんな危険な場所を通行しているのもおかしいだろう。危険な場所にこのんで近づくのはプロレスの場外乱闘しかない。
　更に、犯人の一人が撮影女性に気付いて話しているようにも見えるのだ。犯罪を行っている極限状態であれば、そんな近くに人がいたら殆どはその人を殴るなり刺すなどするだろう。ところが、犯人はやけに落ち着いて話しているように見えた。
　
　このように、映像からはこういう憶測が出てしまうほど妙な違和感を感じてしまう事件であった。
まあテレビでは平和ボケ云々と言っているが平和ボケというのはあくまで戦争などに対する思想の問題であり目前急迫なことに無闇に近づくことではない。現に東日本大震災のときは被災者は津波から逃げようと必死だった。強盗だって命の危機には違いないのに誰も逃げたり慌ててないなんてあり得るのだろうか？
　陰謀論を真に受けるつもりはない。この事件もやらせだと決めつけたくはないが、こういう違和感は大事にしたいですねそれこそが、物事を斜めから見ることである
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